今振り返ると、当時の僕の投資手法はとんでもないものでした。
個別株取引については何も知らなかった僕は、
ただ投資顧問の情報を鵜呑みにするしかありません。
この日に買えと言われれば買い、売れと言われれば売るのみ。
そして、資産のほぼすべてを信用取引で1つの銘柄に集中投資。
・・・これってかなりのリスクです。
毎朝8時から仕事に行く時間までずっと板の動向を見ているのは当たり前。
時には翌日の取引時間が気になって不安になって眠れない日もありました。
勝てばもちろんいいのですが、負けたらそれこそとんでもない損失を受ける可能性ももちろんあるのです。
しかもそれがすべて他人の情報に左右されるのみ。
今ならわかりますが、この投資法は学ぶことは何一つない、やってはいけない投資法です。
______さて、当時の僕にはそんなことわかりもしません。
せっせと投資顧問さんの言われたとおりに銘柄を売買するのみ。
2019年11月は幸いにして、大きく勝つことができました。
そしてプランを3か月延長し、
2019年12月から3か月間の間に合計12銘柄を紹介してもらうことになります。
顧問料は100万円。
僕の当時の算段は、
12月も11月とほぼ同等に100万近くの利益を出せば顧問料の回収が終了する・・・
そしたら1月、2月で出た利益がそっくりそのまま資産にプラスじゃーっていう思考。
負ける可能性なんて考えていませんでした。
2019年12月の結果は・・・
- 1回目 プラス14万 いい感じ
- 2回目 マイナス42万 初めての負け・・・ショック
- 3回目 プラス15万 まぁまぁ・・・でもまだ2回目の負けを取り返せない
- 4回目 マイナス13万 なんかあやしくなってきたぞ・・・
2020年1月に入ります。
5回目 マイナス10万
このあたりから顧問さんの情報をうのみにすることに疑問を持ち始めます。
ずっと下落し続けているのに保持せよ、という指示のみ。
結局待った方が損失拡大するのです。
自分で損切りラインを設定するようになります
・6回目 マイナス1万
2020年1月中旬になるころ。
もう僕は投資顧問の情報で売買することを放棄し始めます。
情報は受け取るが、そのまま買うことをせずに動向を見る。
買っても非常に小さな株数のみ、にするようになっていきます。
今思えばですが、2019年の10月あたりは相場が上昇局面。
そして12月をてっぺんにして下降に入っていきます。
【投資顧問をつかった結果】
- 5か月で170万円払って
- 約140万円増えて
- 約80万円負け。
- ___結果110万円のマイナス。
僕が最初に勝てていたのは、単純に『相場全体が上げ基調だった』から。ただそれだけ。
相場が下げになれば、それだけ下がる銘柄数が増えます。その中で勝ち続けるのは至難の業。
僕が12月から負け続けていたのはそういう理由だったのです。(と今は思っています)
【投資顧問を使ってみた話4】へ続く。